まったりお盆と、百人一首
今年のお盆は、実にまったり過ぎていった。
旅先で台風とにらめっこ
昨年のお盆は、数年ぶりに家族で福岡へ行った。
娘が幼いころを過ごした福岡への旅は、旅行というより、気持ちは帰省。ただ、台風に飛び込んでいく形になり、暴風雨と台風の進路に翻弄される2泊3日だった。
そんな中だったけれど、おさななじみ家族と再会できたし、糸島にも少しだけど行けたし、台風とにらめっこしながらも、楽しく過ごせたと思う。
娘とふたり、今年のお盆はまったりと
そして今年。
「お盆=台風」のイメージが残っていて、お盆には予定を入れなかった。
夏休み中も、かるた部の試合や練習で学校に行く娘。たまの休みも友達と出かけていて、ほとんど家にいない。
でも、お盆の週だけは部活もないし、友達との予定も入れていなかったようだ。つまり、暇。夫は別日程で休みをとっているので、お盆は仕事で家にいない。
というわけで、お盆期間は娘とふたり、あまりの暑さに外出する気にもなれず、高校野球を観たり、ダイニングテーブルで向かい合って娘は宿題、私は仕事したり、そのうちどちらかが冷蔵庫からアイスを持ちだしておやつタイム。小競り合いもときどきありながら、何ともまったりした3日間を過ごした。
思えば娘が中学生になってから、母娘でまったり過ごす時間が激減したと思う。小学生のころはよくこんなふうに過ごしていたんだけどな。なんだか懐かしい感覚。
「小学校を卒業するまでに、生涯で子どもと一緒に過ごす時間の55%が使われている」と、テレビで誰かが言ってたっけ。そのときは、まさか~?! と思ったけれど、うーん、そうかもしれない……。
今から100首、覚えられるか?!
さて、我が娘。現在、競技かるたに夢中なので、一緒にいると、私の手が空いたと見たら「かるたしよう!」と言ってくる。対戦するのはいいのだけど、私が必死でがんばっても、取れるのは目の前の2~3枚がいいとこ。少し範囲を広げて取ろうとしようものなら、逆に目の前の札さえ取られて、0枚なんてことすらある。
そりゃ、そうだ。
私が覚えている札はせいぜい3分の1ぐらい。その3分の1とて、上の句の最初の数文字を聞いたら瞬時に下の句が出てくるわけじゃない。そんな私と試合しても、娘の練習にはならないんじゃないかと思うが、それでも娘は「対戦」したいらしい。懲りずに言ってくる「かるたしよう!」に観念して、実は最近、ちょっとずつ百人一首を覚えようと試みている。
ところが、これがなかなか覚えられない。さっき覚えたのに、10秒後には忘れてる。
まいったなぁ。こんなだったか?私の記憶力……。
そもそも、百人一首は似てる句が多すぎるのだ。上の句を聞いて下の句の札を取るのだから、下の句を見て、上の句がサッと出てこないと話にならない。だけどね……
「ひとづてならでいうよしもがな」
「ひとにしられでくるよしもがな」
ほとんど同じじゃん。これを聞いて瞬時に上の句なんて出てこない。
そう言うと、「え~、全然違うよ~」と娘。
「ひとづて」→「今は」、「ひとにし」→「名にし」なんだって。意味がわからん。
こういうときにどうしようもなく感じてしまう、10代と50代の脳みその違い。
そんなわけで百人一首、思いのほか、いや、思った通り、苦戦中。
私はあきらめない……と思う……。
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