2023年5月

先日、中島義道さんの『人生を＜半分＞降りる』を読んでから、なぜか池田晶子さんの言葉を思い出すことが多 ...

先月、娘が中学生になった。入学式の日、学校から新入生に１冊の本が贈られ、持ち帰ってきた。 ２０年前に ...

人はそれぞれ、生まれながらに抱え持つものが違う。抱えているもの込みで自分自身。親子でも、きょうだいで ...

あり得ない状況が普通のことのように感じられる。もしくは、ありふれた日常が歪んで見える。川上弘美さんの ...

昔、編集者をしていた頃、他社の先輩編集者に「哲学って何ですか？」と聞いたことがある。 日本に哲学者は ...

『食堂かたつむり』『らいおんのおやつ』『にじいろガーデン』――小川糸さんの作品はどれも、タイトルと表 ...

石井睦美・著『ご機嫌な彼女たち』。湯気が香ってきそうな表紙絵に惹かれて手に取った。 親から離れていく ...

もしも、一生に一度だけ、亡くなった人に会うことができるチャンスがあるとしたら・・・ きっとある、あっ ...

作家の西加奈子さんが、カナダ留学中、乳がんになった。 初のノンフィクションは 言葉の壁と、医療体制の ...

山本文緒・著『自転しながら公転する』、なんて魅力的なタイトルだろう！と思った。 女性が生きていくとい ...

ときどき、吉本ばなな作品を無性に読みたくなる。 「読みたきゃ、読めば？」 先日もそんな日だった。図書 ...