土の香り、ネパールコーヒー
近所の珈琲豆専門店「銀河コーヒー」でエチオピア産「イルガチェフ」に出会ったのは１年ほど前。それからは、その香りとフルーティーさに惹かれて、アフリカ大陸のコーヒー豆を好んで選んできた。
ネパールコーヒー⁈
そんな私に、数日前、同じくコーヒー好きの友人が「ネパールコーヒーに興味ない？」と連絡をくれた。
ネパール？
一瞬、世界地図が頭の中に現れたけど、ネパールの位置が出てこない。なぜか三角形を二つ合わせたような不思議な形の国旗だけが思い浮かんだ。
それにしても、アジアのコーヒーというと、ベトナム産やタイ産は飲んだことあるけれど、そういえばネパール産ってあまり聞いたことがないような……。
聞くと、彼女の友人が自然栽培のネパールコーヒーを取り寄せるとのことで、もし興味あったら一緒にお願いできると言うのだ。
嬉しい！ こんな機会はめったにない。
「ぜひ！」とお願いして、首を長くしてネパールコーヒーの到着を待った。
おいしいコーヒーをありがとう！
ほどなくして届いたネパールコーヒーの名前は「エベレストコーヒー」。
世界最高峰エベレストの麓１２００ｍの高地で、地元の女性たちが農薬や化学肥料を一切使わず、大切に育てあげた豆だそうだ。
早速、豆を１０ｇ計り、ミルで挽いて、ゆっくり淹れてみた。
なんだろう、この爽やかな土の香り。一口飲むと、サラッとしていて飲みやすく、でも、優しい土の風味があとを引く。なんとも癖になりそうな優しい味。朝いちばんから飲みたくなる、そんなコーヒーだった。
これまで、アフリカ大陸のコーヒー豆にばかり目が行っていたけれど、近くのアジアに、こんなにおいしいコーヒーがあったとは。「灯台もと暗し」とはこのことだ。
この「エベレストコーヒー」、無農薬の自然栽培というのも魅力だけど、この豆を購入することが、少しだけど、ネパールの農家さんへの支援にも繋がるんだって。
支援もなにも、こんなおいしいコーヒーを作ってくれてありがとう！
こちらこそ、コーヒー農家の方々にお礼申し上げたい。
ネパールに行ったことはないけれど、優しい土の香りのコーヒーを飲んでいると、不思議とその土地を感じられる気がする。いつか、訪れてみたい国が１つ、増えた。
↑ブログ村の「ライフスタイルブログ」ランキングに参加しています。応援クリックお願いします。