まさかの大雪、動けない午後
昨日、お昼前から降り始めた雪は、思いのほか、積もった。
チラチラからしんしんへ
1月6日は始業式。
「雪が降ってきたー!」と言いながら帰宅した娘とともに、窓越しにチラチラ降る雪を眺めながら、午後のひとときを過ごしていた。
最初は、「おー、雪だ、雪だ。明日は雪遊びできるかな♪」なんて、のんきな感じだった。
「チラチラ」から「しんしん」に変わったのは2時ごろだっただろうか。
雨と違い、雪が降っても音はない。ない音を「しんしん」と表現したのは、日本人ならではだと思う。雲の上で、雪が大きな振るいに掛けられて落ちてきているのではないかと思うほど、見事な降りっぷりが続いた。
4時を回るころには、窓を開けて外を見ようとすると、雪が吹き込んでくるまでに。日が沈みかけて薄暗くなってきたこともあって、雪の音に耳を澄ませてる場合ではなくなった。
夕方、ピアノだよね……
そう。娘、本日、年始初のピアノのレッスン日。
年末年始、練習をさぼっていたので、例によって、レッスン当日のにわか練習をしていた。ピアノを弾いては、雪を見る。雪を見てはお菓子をつまみ、またピアノ('◇’)ゞ
そんなまったりした時間を過ごしていたわけだけど、夕方5時を越えて外が暗くなっても雪はやまない。やまないどころか風も出てきて、「しんしん」を通り越して、もはや「ドサッ」という音が聞こえてきそうだ。
ピアノの先生宅は自転車で10分だから、歩いたら20分ほど。この雪の中を歩いたら30分はかかるだろう。
手も大きくなっていた
その一方、娘のにわか練習も行きづまっていた。
年末に4月の発表会で弾く曲が決まり、その練習を始めたばかりのタイミング。
ショパンのワルツ3番 op.34-2
ピアノは最初の「音取り」が実はいちばんつらい。和音の音を取り間違い、やっと取れても、前後の繋がりでうまく弾けず、つっかえてばかり。
年末年始、少しずつ練習していればよいものを、なにせさぼっていて、たった1日でなんとかしようとするものだから、片手だけでも弾けないのに、いきなり両手を合わせようとして空回りを続けている。
その昔、私自身も大いに覚えのある「ピアノあるある」だ。痛いほどわかる。
だけどねえ、さすがにそろそろ学んでほしい。何度、同じことを繰り返しているのやら……(;^_^A
今年初のレッスンだし、今日だけとはいえ頑張ってるし、逆に、にわか練習の限界を知るためにも、とにかくいろんな意味で、今日の初レッスンには何とか行ってほしかった。
が、どうにもならない大雪。5時20分を回ったところで、「これはムリ」と判断した。
2022年、初のピアノレッスンは来週にお預け。「当日だけでなく、毎日少しずつでいいから弾こう!」と話して、1月6日の夜は更けていった。
翌朝は快晴。つい走り出してしまいたくなるほどの青い空が広がった。
ベランダに出て深呼吸。空気中のチリもホコリも何もかも、コロナウイルスもすべて雪が流してくれたような澄んだ空気だ。
登校前にあわてて雪用の手袋を出してきたけど、娘の手にはもう小さすぎて入らなかった。
手も大きくなったんだな……。子どもの成長は本当に早い。
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