ラジオ体操の季節が過ぎ去った

日々のこと

空

しばらくブログに向かわないでいたら、7月が終わりそうになっていた。

このときだけはなぜか早起き

1カ月近く何をしていたのか、自分でもあまり思い出せない。夏休み前に片づけておきたい雑事に追われていたようにも思うが、毎日、忙しかったわけでもない。ただ、ブログ画面を開かない日々が続いた。

その間、娘は小学校生活最後の夏休みに入り、毎朝、6時に起きてラジオ体操に行っていた。

学校がある日は、磯野さん家のカツオか、さくらさん家のまる子かと思うほど、ギリギリまで布団から出ない娘だが、なぜか夏休みに入ってラジオ体操となると、目覚まし時計が鳴る前に自ら起きる。

ラジオ体操そのものではなく、その前後の友人たちとのおしゃべりが目的だ。男女ともに6年生の出席率は高い。この学年の特徴なのか、それとも小学校生活最後のラジオ体操をちょっぴりいとおしんでいるのか。毎年行ってるのだから、まあ、前者だろうけど(#^.^#)

結局、夏休み初日から欠かさず早起きし、最終日の昨日、参加賞のお菓子とともに、皆勤賞をもらってきた。

毎年、参加賞は駄菓子の詰め合わせ。そして、皆勤賞はミニタオルが定番だったが、今年は参加賞の駄菓子の詰め合わせが明らかにコンパクトなっていて、皆勤賞のミニタオルはなぜかシャボン玉になっていた('◇’)ゞ

こんなところまで物価上昇のおありか……?!

6年生ともなると、お菓子がショボくなったことは即座に見破る。しかも、皆勤賞がシャボン玉。

身長150㎝を裕に超す6年生の集団が、皆、朝からシャボン玉を手に歩く姿は、なかなか笑える。男子はその場でシャボン玉大会をしていたらしく。それもまた、夏の思い出になるだろう。

6年女子はシャボン玉と駄菓子、そしてハンコで埋め尽くされたラジオ体操カードを首からぶら下げて帰宅。ちょっとブツブツ言いながら、それでもどこか嬉しそう。

こうして娘の小学校生活最後のラジオ体操は終わった。

湊かなえの世界に入り込む――

湊かなえさんの作品と言えば、本屋大賞を受賞した『告白』をはじめ、ドラマ化された『夜行観覧車』『花の鎖』など、どれも何というか、じっとりはまり込む感じ。湿り気たっぷりの世界観で、爽やかとは対極の読後感。読んでいると、いま、自分自身がどこにいるのか、ちょっとわからなくなってしまうような感覚に陥ることもある。

昨日読んだ『物語のおわり』が、まさにそんな1作だった。

短編のようで短編でなく、すべてが1本の糸で繋がっている。だけど、短編としても読める。

それでいて、登場人物それぞれの視点で書かれた短編が寄せ集められたよくある構成とも、また違う。これぞ、湊かなえさん独特の世界観なんだと思う。

本

読んでいる間中、いったいどうなるんだろう? 私はどこに連れていかれるのだろう?と思いながら、ゾクゾク、ワクワクしながらページをめくる。最後に行きついた場所は、腑に落ちる一方、納得いかない。やられた感も残る。

やっぱり、爽やかじゃない。引っかかる。ザワザワする。ザラザラする。それが長引く。

うーん。やられた。

しばらく、湊かなえワールドから離れるけど、たぶん、1年後にはまたそこに入り込みたくなる。そんな世界。

ただ、読み終えたら、久しぶりにブログを書いてみようと思った。

 

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