まさかの5月、梅雨入りか?!
5月半ばといえば、新緑の眩しい清々しい時期。私が1年でいちばん好きな季節なのに、今年は雨が降り続けている。今日も朝から雨。風まで吹き荒れている。
今年の5月の記憶
コロナ禍と言われるようになってもうすぐ1年半。家に篭る生活が続くうちに、季節感が薄らいでいることに気付いた。
昨年の5月は1回目の緊急事態宣言のさなか。学校もすべて休校中だったので、娘と二人で家にいた。一緒にお菓子を作ったり、「カフェごっこ」と称して、おやつばかり食べていたような……。
外の空気を吸いたくて、お天気がいいと、自転車を漕いで河川敷まで行った。バドミントンをしたり、縄跳びしたり。その後は、ブレードボードに興ずる娘を見ながら、自転車のサドルに腰かけて本を読んだ。昨年は特別だった。「こんな日々は今年だけ」と思っていたから。
あれから1年、また巡ってきたこの季節、私は何をしていただろう……。思い出そうとしても、何も浮かばない。
さすがに学校は休校しなくなったので、娘は毎日、学校へ。放課後も休日も、もっぱら友達と遊ぶ。だから、私が河原に付き合う必要もなくなった。
ちょっと寂しいけれど、まあ、よかった。やっと在宅ワークに集中できる。ピアノの練習もできる。ひとりでゆっくりコーヒーを飲める。なんて思った。実際、そうした。
だけど、あれ? 気付くと、今年の春の出来事があまり思い浮かばない。そもそも、今が何月なのかすら実感がわかないのだ。うーむ、いかん。やっぱり、家に篭り過ぎたようだ。
15分ほど歩いて、公園に行ってみた。バラが満開だった。ミツバチもアゲハ蝶もいた。よかった。ちゃんと5月を見ることができて。
なんて思った矢先、雨が降り始め、それ以降、ずっと降り続けている。まさかこのまま梅雨入りなんてことないよね、と思っていたら、本当にそうなりそうな気配……。
あのとき、バラ園を見ることができてよかった。今年の5月の風景はあの1日。娘は、毎日その公園を走り回っている。
運動会を思う存分に!
その娘、小学校の運動会が近づき、今日から運動会の練習が始まるはずだった。
なのに初日からまさかの雨。そして明日も、明後日も、その翌日も雨予報。
そうでなくても昨年は運動会が中止だった。今年も「そんなのありか?!」というほど縮小され、各学年30分ずつの小さい運動会だ。それでも、子どもたちは2年ぶりの運動会を楽しみにしている。梅雨よ、どうかもう少し待ってやっておくれ。
私も運動会を見たい。騎馬戦も組体操も、まさかのリレーすらない運動会らしいけれど、子どもたちが元気に走り回る姿をやっぱりみたい。
コロナは収まる気配もない。でも、学校行事はできるだけ続けてほしいと願う。学校生活は子どもたちにとってかけがえのない時間。小学生も中学生も高校生も大学生も、みんな同じだ。皆、今しかない時間を過ごしている。
大人は知恵を絞って、子どもたちの時間を奪わない方法を考えたい。
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