生まれてきてくれたこと、産んでくれたこと

考えたこと

いちご

5月は、私にとって特別な月だ。

娘と母と、そして私と

数日の間に、娘の誕生日、私の誕生日母の日が、ギュッと詰まって訪れる。

だから5月は、生まれてきてくれたこと、産んでくれたことに思いを馳せる。新緑の季節ってことも、そんな気持ちを後押ししてるかもしれない。

娘は今月、12歳になった。寅年の年女だ。ほんのちょっと前に生まれたばかりのように思えるのに、あっという間に干支は1周。背丈もあと10㎝で追いつかれる('◇’)ゞ

私は今月、52歳になった(マジか…とマジで思う)。母が私の年齢だったころ、私はすでに社会人になっていて、毎晩、遅くまで働いていた。当時、帰宅の遅い娘を、母はどんな気持ちで見守っていたのだろう。

母親という特別な視点があるのだと、当時は思っていた。けれど、そんなものはないんだと今は思う。だって、私自身、何歳になっても、視点も考え方も大きく変わってはいないから。

娘のことを思ったり心配したりする一方で、私自身の人生も大事だし、これから先、どんなふうに生きていこうか、生きていきたいかってこともよく考える。

5月が来ると思う。私が仕事で毎晩遅く帰宅していたあのころ、母が今の私の年齢だったあのころ、母は、日々、何を思い、何を考えていたのだろう、と。

母自身の人生として、挑戦したいこと、夢見ることもあったのではないか、と思ったりもする。私自身が52という年齢になった今も、昔と何ら変わらない自分であることを感じるにつけ、そう思う。

特別ないちごパフェ

そんなことをボンヤリ考えながら、現実の5月は、ついつい甘いものを食べ過ぎる日が続く。

まず、娘の誕生日は、言わずもがなのケーキ。今年、娘はいちごのフランボワーズケーキを選んだ。

1週間後の私の誕生日にまたケーキ……と娘は期待していたようだが、私の胃が「ごかんべん!」と叫んだ。そういえば、昨年までは続けざまのケーキも平気で食べていたけれど、こういうところは年相応になってきたのかな……。

で、今年は娘にリクエストして、いちごパフェを作ってもらった。

材料は、ヨーグルトとフルーチェといちごとバナナと缶詰みかん。娘は最近、パフェ作りに凝っていて、作るたびに腕を上げている。

今回はバースデーケーキ代わりということで、ことのほか気合いが入った模様。溢れんばかりにデコーレションされたパフェの仕上げに、ココアパウダーを少量の牛乳に溶かしてトロッとさせ、バナナやいちごにかけてチョコレート風にアレンジ。

わあお、本格的! やるな、オヌシ!

出来上がりを見た私は、歓喜の雄叫びとともに、調子に乗ってあっという間に平らげた。

こうして、生まれてきてくれたこと、産んでくれたことに感謝しつつ、結局、甘いものを食べ続け、誕生月は過ぎてゆく。

スイーツ、最高!

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