習慣とは、思いのほか大きいもの
ブログから離れて1年とちょっとが過ぎた。
書かなくなった日々
昨年7月を最後になぜ書かなくなったのかは、自分でもわからない。
この1年、仕事が立て込んでいたわけでも、仕事以外の何かに追われていたわけでもない。もちろん、そのときどきいろいろあったけど、それはこれまでも同じこと。それでも書いていた日々と、書かなくなった日々。
毎日書いていたころは、朝、家事を済ませてパソコンを立ち上げ、珈琲豆を挽いてゆっくり淹れ、珈琲の香りが立ち上るのを合図に「今日は何を書こうかな…」と思い巡らしていた。
だから、朝、ノートパソコンを出してきてダイニングテーブルに置き、蓋を開けるのがちょっと楽しみでもあった。
あるとき、〆切が迫った仕事に朝からとりかかり、ブログを後回しにした。翌日もブログを開かなかった。あんなに毎日書いていたのに、一度書かなくなると、2日も1週間も同じ気がした。
そして、ブログは私の生活から遠のいた。
同時に、朝のちょっとワクワクする時間も手離していた。
WordPress、今年も更新する?
習慣とは、思いのほか大きいものだと、いまさら思う。
ブログが私の生活から姿を消した瞬間から、朝の珈琲タイムは「ゆったり流れる至極の時間」から「仕事モードへの切り替えタイム」になり、ノートパソコンは「相棒」から「仕事道具」になった。そしてブログにログインしないまま1年が過ぎ、Wordpressの更新時期が訪れた。
何も書かぬまま、年間契約料が引き落とされるのか……
更新を躊躇したけれど、これまで書いてきた200本ほどの記事(駄文)が消えてしまうのは寂しすぎる。誰の目にも留まらなくても、私の数年間がこの中には詰まっているから。
ギリギリまで迷った末、1本も投稿しなかった今年もWordpressを更新してブログを残した。
そして、今。
さすがに何か書いてみようかと思った。
ところが……である。
何を書きたいのか自分でよくわからない。あれもこれもちょっとしたことはあるけど、文章にならない。
あーあ。
この1年、ブログは書かなかったけど、仕事で文章は書いてきたんだけどなあ。
仕事の文章は、取材して書くべき材料を集め、わかりやすく組み立てて読者に届ける。ブログの文章は、私が書きたいことを書きたいようにただ書く。この二つは、どうやらまったく違う次元のものらしい。
そんなわけで、今の気持ちを思うままに綴ってみたら、ただの言い訳みたいになった。
まあいいか。
今日は8月8日。あら、末広がり。
そんな日に、こんなことを考えて文字にしてみた。とりあえずそれでよしとしよう。
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