甲子園に響いた『市船soul』が熱かった!
熱戦の2週間を終え、明日はとうとう甲子園決勝戦。
甲子園を見続けてきた
ここに至るまで、まさかの逆転サヨナラや、選手に突然アクシデントが起きたり。やっぱり甲子園は何が起こるかわからない。
思えば、甲子園好きの父の影響で、物心つくころから甲子園は我が家の夏の風物詩。毎年、甲子園期間中は、遊んでいても、旅行中でも、甲子園の試合状況を気にしていた記憶がある。
甲子園球児は、いつもカッコいいお兄さんだった。私自身が中学生になり、高校生になると、球児の存在はグッと近くなり、クラスの野球部員と重なった。そして大学生になったとき、とうとう球児が年下の男の子になり、こうなると不思議なもので、それまでほどは甲子園に入れ込まなくなっていった。勝手なものだ。
とはいえ、甲子園が好きということに変わりはない。プロ野球には全く関心ないので、野球が好きなわけではない。ただ、甲子園球児の一途な姿が好きなんだと思う。
公立高校の部活あるある
今年は、実は千葉県大会の準決勝あたりから注目して観ていた。
市立船橋高校(市船)が勝ち上がっていたから。
私は昔から公立びいき。私立はグランドも設備も道具も整ってるけど、公立はグランドも他の部活と分け合ってるし、ナイター設備も完備されてるわけじゃない。私自身、高校時代は、野球部とサッカー部とラグビー部が互いに転がったボールを拾い合いながら練習してる様子を見てきた。
私はテニス部だったけど、コート内になぜか小さいマンホールがあって、いつもそこでイレギュラーするボールに苦しめられてきた。
もちろん、公立にもいろいろあるだろうし、コート内にマンホールなんてひどい話はそうはないだろうけど、多かれ少なかれ、似たような思いをしてると思うのだ。
ユラユラダンスに釘付け
市船には『市船soul(ソウル)』という応援ソングがある。
今年、映画「二十歳のソウル」によって全国的に知られることとなった『市船soul』。市船の魂ともいえるこの曲が、甲子園のアルプススタンドに流れてほしいと願った。そして市船は、15年ぶりに甲子園出場を決めた。
甲子園球場に響いた『市船soul』は圧巻だった。
他のどの応援歌とも違うリズム、とくに、私はそのダンスに釘付けになった。カッコいいのではない。海の中に揺れる海藻のようなユラユラした動き。軽快なリズムに、このユラユラダンスが絶妙にマッチしてる。しかも、その動きの大きいこと。激しいこと! テレビの前で真似して踊ってみたけど、1分ともたない('◇’)ゞ
試合中、ここぞというチャンスのたびに甲子園球場全体に響いた『市船soul』。曲とリズムとダンスが一体となった見事な応援ソングは、テレビで観ている私にもグッとくるものがあった。
『市船soul』に後押しされるように、選手たちは1回戦を逆転サヨナラで勝ち抜き、敦賀気比高校との2回戦では、「3-8」で迎えた9回に3点を叩き出して「6-8」まで迫った。
「あと一本出たら逆転」という瞬間に鳴り響いた『市船soul』が、アルプスとグランドをひとつにしたように感じたのは、私だけではないだろう。
試合後、敦賀気比のナインが「今まで味わったことがない応援を感じた」と語ったのも、印象的だった。
市船が2回戦で去ってしまい、私の今年の甲子園熱はちょっと冷めかけたけれど、その後も甲子園は熱かった。
予想外の番狂わせあり、アクシデントあり、1試合1試合にドラマがあって、そしていよいよ決勝戦。
下関国際高校(山口) vs 仙台育英高校(宮城)
明日はいったい何が起こるのだろうか。
やっぱり私は甲子園が好きなんだなぁ。
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