ミスから出たプライム?! Amazon戦略に載ってみる
Amazonで買い物をしていて、どうやらしくじったようだ。
Amazonはお気に入りの岩場?!
クリック1つで何かが進んでしまう、後戻りできない(気付けばできるけど)、というシステムは怖い。だから、ネットショッピングには極力、手を出さないようにしてきた。Amazonを除いては。
数あるネットショッピングサイトの中で、Amazonは画面が見やすいし、不要なところを触らなければ、知らないうちに思ってもない画面に誘導されることも今のところない。まあ、他サイトもそれは同じなのだろうけど。
ようは私から見て、Amazonはワケのわからない表記があまりないように思えるので、多少なりとも安心感があるってことかな。
かつ、商品が充実していて、文房具や書籍はもちろん、日用品やちょっとした電化製品を探し出すには、店舗を回るより、求めているものを効率的に見つけられる。コロナ禍であまり外出したくないときは、とくに助けられてきた。
昨年は、毎朝の珈琲タイムをグッと充実させてくれたミルをAmazonで買った。いまやBGMに欠かせないショパンのCDや、愛用靴「ニューバランス996」、最近では新春バーゲンでパソコンスタンドも買った。あらまあ、けっこうお世話になってるわ……。
他にもネットショッピングサイトはいろいろあって、複数サイトを駆使したほうが、きっともっと充実したラインナップから選べるのだろう。だけど、年齢のせいか、人気の某サイトなどは、どうも見づらくていけない。
きっと、そこまで風呂敷を広げてしまうと、私にとっては広大な海から1匹のカニを探すような事態に陥り、これぞというものを見つける前に疲れ切ってしまうだろう。
そう。カニを探すなら、お気に入りの岩場だけで十分。つまり、Amazonだけで十分なのだ、私には。
カスタマーサービスに電話を
で、長年、Amazon一筋。まあ、「お得意さん」とは言えない程度の細~い付き合いだけど。
さて、新春バーゲン最終日、娘の運動靴が小さくなる前にと思い立ち、駆け込みで「ジュニア用ニューバランス996」をポチッた。滑り込みセーフ。3割引きでゲット。やったね!
と思っていたら、その後、なんだかAmazonからやたらとメールが届く。商品購入後は発送完了までに2回届くのだけど、今回はやけに多い。
メールの中身を確認してみると、1通目「Amazonプライムへようこそ」、2通目「プライム得点対象の映画とTV番組紹介」……なんだこれは?!
どうやら、注文時に、何かのミスで、Amazonプライム会員の無料体験を申し込んでしまったらしい。
だけど私は、断じて「プライム会員無料体験を申し込む」という箇所をクリックしていない。ただ、ここ数年、毎回、購入過程で「Amazonプライム無料体験を試す」かどうかを聞いてくるので、そこは毎回、「試さない」をクリックしてきた。今回もそうしたはず。なのに、なぜ?
無料体験を申し込むと、1か月後には自動更新されて月々の会費が引き落とされる仕組みのようで、すでに「次回2月〇日引き落とし予定」と記されていた。
そこで、カスタマーサービスに電話して聞いてみることにした。
電話口に出られたのは、なんと、たどたどしい日本語を話すオペレーターさん。カスタマーサービスってつまりは「お客様相談室」。ややこしい相談ごとが集まってくるところでしょ。ここに外国人を配すって……と一瞬、戸惑った私。
たけど、そんな心配は杞憂だった。しっかり内容を把握し、かつ説明してくれた。
やはり私は注文過程で、「プライム無料体験」への申し込みをしたことになっているらしい。デフォルトがそうなっていたのだろう。ある意味、Amazonの仕掛けに引っかかったとも言えるけど、そこは気付かなかった私も悪い。夕食支度の合間に急いで注文したから、普段より注意を怠っていたのは確かだ。
で、ここからの誘導が秀逸だった。「キムさん」と名乗ったオペレーターさんはこう続けた。
「解決策は2つあります。1つは、無料体験をこの場で解除すること。いちど申し込んだのでキャンセルはできないのですが、解除はできます。解除すると一定期間、無料体験に申し込むことはできません。2つ目は、無料体験期間が1カ月なので、1カ月後に自動継続にならないように、今この場で処理することもできます。これをすれば1か月後にプライム会費が引き落とされることなく、無料体験で終わります」
たどたどしさはあったが、英語の翻訳を聞いているかのような、明瞭でわかりやすい説明だった。
この人は、どうやってこの日本語力を身に着けたのだろう。私も、この英語力がほしい……と彼女の説明を聞きながら思っていた。
おっと、そんなことに感心してる場合ではない(;^_^A
つまり、キャンセルはできない。できるのは、この場での申し込み解除。もしくは、本契約に自動更新されないよう現時点で対処しておくこと。
よくわかった。これじたいがAmazonの戦略ということも込みで、よくわかった。
期せずして無料体験をすることになって、体験してみたら「これはいい!」と思って、本契約する顧客もけっこう多いのだろう。さすがAmazon。うまい戦略。座布団1枚!
Amazonの戦略に載ってみた
かくして私も、せっかく間違えて申し込んだのだから、Amazon戦略に一度、載っかってみることにした。
月々500円の会費を払って「プライム会員」になろうと思ったことはない。たぶん、今後もならない。
でも「プライム」に全く興味がなかったわけではない。お急ぎ便で届けてくれるのはありがたいし、何より、映画が見放題というのが素敵だ。1カ月だけ、映画をいろいろ見せてもらおう。
「1カ月だけ映画が見放題になるよ」と娘に伝えたら、「ちはやふるを観たい!」と早速のリクエスト。
私は久しぶりに「サウンド・オヴ・ミュージック」が観たい。「ニュー・シネマ・パラダイス」も「リトルダンサー」も。「ノッティングヒルの恋人」や「ショコラ」とかも観ちゃおうかな。
あれ? しくじったはずなのに、なんだかワクワクしてきた。
早くもAmazonのワナにはまってる?
まあ、いいや。1カ月だけだ。すでに自動更新されない手続きはとってあるし。
これで、もし1か月後、わざわざ入会手続きをしてたら笑えるな……('◇’)ゞ
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