飛行機に乗り遅れそうな夢を見た
今朝、私は必死でスーツケースに荷物を入れていた。「飛行機に乗れなくなる!」とあわてながら。
あわててパッキングしている夢
……という夢を見ていた。
あまりにリアルで、目覚まし時計の音で現実に引き戻されてからも、しばらくは、どちらが現実かわからなかったほどだ。
場所はたぶん外国。日本に帰るにはその飛行機に乗らなきゃいけないのに、なぜか私だけ、まだパッキングできていない。
夢の記憶は、友人と話し込んでいるところから始まった。
時間は朝、7時半過ぎ。朝日が射し込む狭い部屋で、友人と二人、体育座りで横並びに座って話している。何を話していたかは覚えていないのだけど、友人の相談にのっていた。
で、そろそろ行こうか、とそれぞれの部屋に戻ると、「何してるの!もう飛行機が出ちゃうよ!」と同室の友人に言われて時計を見る。
時刻は9時15分。離陸は10時。
んな、アホな。間に合うわけない。だけど、夢ではそうは思わない。
急がなきゃ。
同室の友人は皆、パッキングを終えて、スーツケースを入り口に転がしていくところだった。その中を、私一人、とっちらかった自分の荷物をとにかくスーツケースに詰め込んでいく。
ここにあるものすべて、とにかく早くスーツケースに入れて蓋をしなくちゃ。
蓋ができるように入れなくちゃいけないから、あわてながらも、どこか冷静に、とにかく敷き詰めるように入れていく。
その最中、「スーツケースの鍵はどこに入れてたっけ?」とふと思う。でも、そんなこと考えてたら間に合わないと思い直し、「もし見つからなかったら、鍵をかけなくてもいいや!」と自分に言い聞かせ、とにかくパッキングを続ける。
数分後、なんとかすべてを詰め込み、友人に手伝ってもらって蓋をした。
よかった。間に合った!
と思った瞬間、自分のスーツケースの裏に、いくつか積み残しを発見。
ゲゲッ…と思いつつ、何とか蓋も閉めたし、そもそも間に合わない。これらは手荷物にしようと思ったところで、目覚ましの音に起こされた。
結局、スーツケースの鍵があったかどうかはわからない。
私に何を伝えようとしてるの?
とにかく、焦っていたことだけは確かで、目覚めたときも「早くしなくちゃ!」と思っていた。
せっかくの睡眠が台無しだよ、とほほ……。
で、ふと思った。
この夢、先日聞いた講演、ユング心理学の夢分析ができるんじゃないかな、と。
強烈に覚えている夢は無意識からのメッセージだと、ユング心理学者の早乙女紀代美先生は言っていた。
「このことに気づいたら、もっと自分らしく、楽しく生きることができますよ」というメッセージがこの夢に込められているのだとしたら、その意味を受け取りたい。
ヘンな読み方をしたくないと思いながら、いや、そもそも夢の読み方に正解も間違いもない、だって私の夢だもん、と思い直す。
あのとき早乙女先生が言っていたことを思い出しながら考えていく。
夢に登場する人物や事象は、身近な人でなければ、その人自身ではなく象徴であることが多いと言っていた。
たしかに今朝の夢、友人が何人か出てきたけど、顔がなかった(覚えてない)。だから、誰かを意味するのではなく、たぶん象徴。何を表していたのだろう。
だとすると、飛行機、スーツケース、スーツケースの鍵、積み残し……すべて、それぞれ、何かの象徴だろう。というか、すべて込みで、私に何かを伝えようとしてくれているのか……。
うーむ。わからん。ちょっと考えてみよう。とりあえず、コーヒー淹れよっと。
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