NHK朝8時、ジャズと「るい」に釘付け
NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」のるい(深津絵里)に釘付けだ。
私と同世代だったはず…
「やっぱりうまいな~」と、毎朝、感心を通り越して、感動すら覚える。
深津絵里さんは1973年生まれの48歳。劇団NODA・MAPの「半身」や「キル」での圧巻な演技に惹き込まれたのは、もはや20年以上前のことだ。
当時から、キュートで強くて小柄なのに圧倒的な存在感の女優だったけど、そういえばここ数年、あまり見ていなかったように思う。NHK朝ドラ、まさかの10代ヒロイン役での登場には、本当に驚いた。
何に驚いたって、20年前にタイムスリップしたのではないかと思うほど、印象が変わらなかったからだ。
え? たしか私と同世代だったはずでは? 勘違いだったかな???
思わず、「深津絵里」とググってしまった。やっぱり1973年生まれだ。マジか…(;^_^A
上白石萌音ちゃんと深津絵里さんが、逆転して母娘を演じているのも、すごいキャスティングだけど、そこにさほど違和感がないことが、またすごい。
40代の二人が演じる10代の魅力
かつ、「るい」編になってから、なんだか懐かしくてならないのは私だけではないだろう。
「On the sunny side of the street」が流れるたびに聞き惚れるし、るいの回想シーンで流れるBGMも無性に昭和っぽくて、るいの切ない表情に重なって、なんだか毎回、泣けてしまう。ジャズトランペッターの大月錠一郎がオダギリジョーさんというのも、また我々世代にはたまらない。
オダギリジョーといえば、仮面ライダークウガ。2000年ごろ、平成のイケメン仮面ライダーとして彗星のごとく現れ、俳優として、さらには映画監督、脚本家として独特の存在感を放ち続けている。
その深津絵里とオダギリジョーという40代の二人が、驚きの10代を演じていて(錠一郎は20代かも?)、初々しさも、可愛らしさも、つっけんどんさも伝わってくるからすごい。10代という設定はさすがにちょっとムリがないわけではないけど、それも含めて、私たち世代にはものすごく響くのだ。
るいの切なさも、つらさも、母恋しさも、そして、るい自身が気づいていない心の奥をサラッと言い当ててしまう錠一郎の真っすぐさというか、ちょっと妙なところも。
ここまでの流れからして、「安子」編の岡山のジャズ喫茶に出入りしていた少年が錠一郎なのだろうし、それはさすがに出来過ぎだろうと思わなくもないけれど、でも、やっぱりそうであってほしいと願ってしまう。
どう考えても奇跡の連続。そんなことはあり得ない。でも、現実も実は奇跡の連続だったりするから、もしかしたらこんなこともあるのかもしれないと思えてくるから不思議だ。
いろんな意味で、「カムカムエヴリバディ」るい編、これまでにないNHK朝ドラだと思う。
明日も楽しみ(*^-^*)
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