娘の相棒、リオの入浴
10日ほど前、朝、目覚めたら、赤い虫刺され跡が腕の内側にできていた。明らかに蚊ではない。
真っ赤な虫さされ跡が！
最初は赤くて痒かった。掻かないように気を付けていると、痒みはそのうち治まったが、直径１センチほどの赤みは日に日に色濃くなり、真っ赤になって何日も残った。
1週間以上経ってようやく薄くなってきたと思ったら、昨日の朝、直径は5ミリほどだったが、また新しい赤い跡が３つできていた。
「これはいかん！」と、夏用の綿毛布、シーツ、マットカバー、枕カバーなど、洗えるものはすべて洗い、ベッドマットは寝具用ダニ除けスプレーをたっぷりふりかけ、立ててドライ。
「よし、これでバッチリ！」と思ったのに、今朝、また赤い跡が２つ増えた。痒くてたまらない。
こうなると、考えられる原因はひとつしかない。娘がいつも一緒に寝ている、犬のぬいぐるみ「リオ」だ。
娘の相棒、リオ
2年前のクリスマスにサンタクロースがくれた「リオ」は、娘にとって、ぬいぐるみではなく、相棒。何かと話しかけ、テレビを見るときも、ピアノを弾くときも、勉強するときも一緒。もちろん、寝るときも一緒だ。
鼻と鼻をくっつけておしゃべりしている様子を見ていると、私まで「リオは生きているのかも」と思うほど。腹話術師が犬のぬいぐるみとおしゃべりしてるように見えなくもないけれど。
そういえば、このところ気になっていた。リオの白い毛が少しグレーがかってきたことが。「前は真っ白だったよねー」と、最近、娘とも笑い合ったっけ。
というわけで、リオをお風呂に入れる作戦決行！
嫌がる娘を説得し、「ぬいぐるみの洗い方」をググり、手順を頭に叩き込んで、いざ開始。もしリオに何かあったら、娘がどうにかなってしまう。なにしろ、相棒なんだから。
洗面所のシンクをきれいに洗って、お湯を溜め、中性洗剤を入れて撹拌したら湯船の完成。そこにリオが入浴したら、あらら……お湯はうっすら濁っていった。
なんと大変なリオの入浴！
バスタオルに包んでタオルドライし、さらに新しいバスタオル2枚で包み直して洗濯ネットにイン。30秒間、脱水した。
娘はもちろん、脱水に猛反対。このままでは何日も乾かないよと説得したところ、「30秒だけ」と納得した。脱水後、再びタオルドライして、そこからひたすら日光浴。
ところが、ぬいぐるみが濡れると重量が何倍にもなる。これはすべて水分ってことだ。日光浴ではまったく乾く気配がないので、お風呂場の乾燥モードを最強にして、強制乾燥。数時間後に、ようやく元のリオの重さに戻ってきた。
私たちの入浴より数倍大変なリオの入浴。ほぼ乾いたリオは、毛並みが白くきれいになった。
やっと安心して眠れそうだ。明日からは、私の赤い虫刺され跡もできなくなる……ことを祈る。
↑ブログ村の「ライフスタイルブログ」ランキングに参加しています。応援クリックお願いします。