nimocaのフェレットにお別れ?
首都圏で交通系ICカードといったら「Suica(スイカ)」だろう。もはやSuicaは持っていて当たり前。電車だけでなく、日用品の買い物もすべて「Suica」という人も少なくない。
不便さより郷愁を
そういうことにちょっと反抗したくなる性格というか、単に変更手続きが面倒というか。
福岡から東京に引っ越して7年半経った今も、私は九州の交通系ICカード「nimoca(ニモカ)」を使っている。
転居して来てすぐのころ、バスで使えなかったり、私鉄でチャージできなかったり、何度か不都合なことがあったが、そのころは何となく「九州のもの」を手離したくなくて、不便さより郷愁を優先させた。
ところが1年後ぐらいだろうか、気づいたときには、使えないところがなくなっていた。いつの間にかバスでも使えるようになり、私鉄も、ゆりかもめも、千葉モノレールでさえ、自動改札で「通せんぼ」されなくなった。どこの券売機でもチャージできないなんてことも起きなくなった。
だから、nimocaをやめる必要がなくなった。
とうとう不都合が起きてしまった
実はこのnimoca、キャラクターの「フェレット」がけっこうかわいいのだ。電車に乗るたびにフェレットを眺めて、ちょっとほっこりする。だから、もう何年もnimocaを使ってきたし、これからもそのつもりだった。
ところが……とうとう、不都合が起きてしまった。
先日、娘と二人で日帰りグリーン車の旅をしたとき、グリーン券がnimocaでは購入できなかったのだ。
総武快速のグリーン券はホームのグリーン券専用自動販売機で購入する。現金購入は不可で、使えるのは交通系ICカードのみだった。
何の疑いもなくnimocaを入れたが、何度入れてもはじかれた。はじめは機械の故障かと思ったほどだ。でも、娘の子ども用suicaでは購入できた。
nimocaよ、おまえのせいか!
というわけで、私は車内精算になり、事前購入800円のところ、1080円也。
嗚呼、とうとうnimocaに別れを告げるときが来たのかな……と思った次第。
何にこだわってるのか
考えてみれば、福岡から東京に転居したのは7年半前。その後、さらに千葉に引っ越してきた。首都圏に来てもうすぐ8年。そろそろ郷愁ゆえに持ち続けてきたnimocaを手離し、首都圏の住民としてSuicaを持つべきか……。
「そろそろお別れかな……」とnimocaを眺めると、やっぱりフェレットくんと目が合う。
うーん、グリーン車に乗るなんてほとんどないし、もう少し、フェレットくんと一緒にいようかな。
何だかんだ言っても、九州のものを一個ぐらい使っていたい。かれこれ12年間も一緒にいる年期モノ(傷だらけ)のnimocaを手離す気には、やっぱりなれない。何にこだわってるのか、もはやわからないけど。
Suicaも持てばいいじゃん。と思わなくもないけど、それも違うような気がする面倒な私。
それに、このnimoca、いつかまたメジャーに活躍する日が来るんじゃないかと、ちょっと思ってたりもするんだよね。。。
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