USJで娘と手を繋ぐ
夏休み最終週、家族で大阪へ向かった。
絶叫系の克服法?!
以前からUSJのジェットコースターに乗りたがっていた娘。なぜわざわざ怖い思いをしに大阪へ行きたいのかわからない私。
とはいえ、娘と一緒に遊園地(?)で遊ぶ機会もそうそうないだろうし、ここは思いっきり楽しもうと腹を括った。ところが……これが想像を超えて楽しかった。
朝6時45分、USJ到着。公式オープンは8時となっているけれど、前情報によると30分~1時間前に開門することが多いらしい。で、7時前には列に並んだ。この日の開門は7時半。ちなみに開門時間は日によって微妙に違うようだ。
そもそも私は、絶叫系が苦手。ジェットコースターなんて苦行でしかない。でも、乗ると決めたら楽しまなきゃ。というわけで、怖さを吹き飛ばそうと声の限りに叫んだら、ぐるぐる回転もなんのその、思いのほか楽しめてしまった。
54歳にして新たな発見。大声出せば怖くない。
ハリーポッターの世界が現実に
USJのアトラクションは、想像を遥かに超えて素晴らしかった。
私の1位は、何と言っても、ハリー・ポッター。
魔法学校ホグワーツさながらのお城に足を踏み入れていく一歩一歩は、待ち時間とは思えないワクワク感。順番を待ちながらも、あちこちにホグワーツの仕掛けがあって、楽しいったらありゃしない。
順番が来て、横並び4人掛けの座席に3人で腰かけ、足をブラブラ。そこから本格的にホグワーツへワープした。
空を飛び、気づいたら、箒に乗ってクィディッチの試合に参加していた。チームメイトはハリー。敵チームにはマルフォイ。まさに映画の中に入り込んでいる。
私はシーカーになっていた。ハリーに手招きされながら空を縦横無尽に飛び回り、羽の生えたすばしこいスニッチを捕らえるべく奮闘した。最後は、私がスニッチをつかまえたのか、ハリーがつかまえたのかよくわからなかったけど、とにかく我がチーム・グリフィンドールが勝利!
USJ、かなりすごい。Disneyほどじゃないでしょ……と舐めていたことを謝罪したい。
たっぷり12時間以上満喫し、文字通りヘロヘロになってUSJを後にした。こんなに楽しいテーマパーク体験は人生初だったかもしれない。
私だけなら、絶対来なかった。娘に感謝!
娘の手と母の手
ちなみに、娘は独立心が強いタイプなのか、小学3年生ごろから親と手を繋いで歩くことを拒むようになった。
え、もう? と、最初は私が寂しく思ったけれど、こればかりはその子の性格なのだろう。娘は親と手を繋いで歩くより、一人でぐんぐん走っていく。そんなタイプ。
だから、もう何年も手を繋いだことがなかったし、それをどうこう思うこともなかったのだけど、ハリーポッターのアトラクションで、魔法の学校ホグワーツに足を踏み入れながら、どちらからともなく手を繋いだ。ほんの短い時間だったけど、魔法の学校にはそうしたくなる雰囲気があった。
何年ぶりかの娘の手は、私と似ていて華奢だけど、ふっくらしていて、昔より大きくなっていた。
娘の手を感じながら、数十年前、母と手を繋いだときのことを思い出していた。あのとき母が言った言葉を。
「柔らかくてスベスベだねえ。お母さんの手はゴツゴツよ」
そのときは、そうかな? と思ったけど、今ならわかる。
いま、娘の手はスベスベで柔らかい。私の手は血管が浮き出て骨ばってる。あのとき母はこのことを言っていたんだと。
母の手と私の手と娘の手、形がとても似ている。
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