いつもの珈琲豆屋さん
珈琲豆の店「銀河コーヒー」。いろいろ試したけれど、やっぱりここに戻る。
「モカ」の意味を知る
このお店、たまーにだけど社長が来る。いつもの店長も物静かで素敵な人だけど、社長はとにかく珈琲愛に溢れていて、話を聞いているだけで「珈琲の世界」に足を踏み入れた気分になる。
なんというか、ディズニーランドの入場門をくぐってシンデレラ城を見上げたときの心躍る感覚だ。だから、通りすがりに社長の姿を見つけると、おしゃべりしたくて店に入る。
私のお気に入りの豆は「イルガチェフ」。エチオピア産でモカの一種ということだけは知っていたけれど、それ以上は何も知らない。珈琲って、豆の種類はお店や雑誌で知ることができるけど、じゃあ、モカって何? キリマンジャロって何?となるとお手上げだ。
紅海を挟んだエチオピアの対岸に、イエメンのモカ港がある。モカ港から出荷される豆をすべて「モカ」と言うのだそうだ。モカ港からはイエメン産はもちろん、エチオピア産の珈琲豆も出荷されているというわけだ。
え?そんなこと…?てっきり豆の種類か何かだと思ってた。
同時に腑に落ちる。だから、モカといっても1つひとつ、味も香りも違うんだ。当たり前だ。ただ同じ港から出荷されているというだけなんだから。
珈琲豆の豆知識
イルガチェフはエチオピアの地名。「銀河コーヒー」の「イルガチェフ」は、イルガチェフ地方のコチャレ地域にある小規模農園で、手摘みの完熟コーヒーチェリーを実を剥かずに天日干ししてできているんだって。たくさんの手を通って、ここに来てくれたんだなあ。おいしいはずだ。
ちなみに、コーヒー豆は焙煎してから2週間ほど寝かせてから挽くのがいちばん美味しいんだそう。つい、焙煎したての新鮮なうちがいいと思い込みがちだけど、コーヒーは違うようだ。
いや、もしかしたら何でもそうかもしれない。新しければいいってもんじゃない。時間の経過が運んでくれる風味やコク。そんなことに気付ける人間でありたい。
ちなみに、豆を挽いた後は酸化が進むので、なるべく早く飲んだほうがいい。珈琲豆を挽くミルサーが壊れて以降、豆屋さんで挽いてもらって購入しているけれど、やっぱりミルサーを買おう!と心に決めた。
「ミルサーがなかったら、すり鉢とすりこぎで挽いてもいいよ」だって。やってみるかな…。
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