皆、少しずつ、家から出始めた!
桜が満開になったのに、突然、冬に逆戻り。ヘンに寒い。
ダウンジャケット、再び出す
先月クリーニングしてしまったばかりのダウンジャケットを、また出してきた。この寒さの中、ダウンを着ずに自転車を漕いだら風邪ひいてしまいそう。背に腹は代えられない。もいっかいクリーニングかなぁ……とほほ。
3月末はスプリングコートも必要ないほど暖かい日が続いた。桜もいっきに花開き、「春だ!」と叫んでいるかのようだった。あっちもこっちも春爛漫だったのに。4月に入った途端、冬。おまけに今日は、冷たい雨まで降っている。
こうなると、膨らみかけた気分もシュルシュルッとしぼむ。どうも気持ちが上がらない。
とはいえ、明日〆切の原稿を抱えているので、「今日が勝負!」と朝から顔色を変えてパソコンに向かっている。
時折、パソコンから顔を上げると、目の前はリビングの窓。その向こうに、どんより厚い雲と、冷たそうな雨が見える。ベランダに出てみると、すでに満開まで花開いてしまった桜たちが、寒空の下、凍えて立ちすくんでいる。
「こんなに寒くなるなんて聞いてないよ!」
そんな桜たちの声が聞こえてくる。
だよねえ。もう春だと思ったよね。私も思ったもん。
ベランダからダイニングテーブルに戻り、再び原稿に没頭。今日の天候のようにスッキリしない頭。まとまらない原稿。行き詰まるたびに珈琲を飲んで一息つく。そのたびに外を見るけど、やっぱり冬。(溜息)
2年ぶりにタリーズでおしゃべり
このところ、コロナ感染者数が増えたり減ったりを繰り返している。いっときは、緩やかながら減少傾向だったのに、またもや増加? 日々、高い水準のほとんど変わらない感染者数を叩き出し、毎日、同じような報道が繰り返される。
一方で、二千とか三千という感染者数を聞いても、驚かなくなっている。もちろん感染対策はできるだけしているし、今後も続けるけれど、明らかに以前の恐怖感は薄らいでいて、ある種の開き直りというか、〝何とかなる感〟が社会全体を覆ってきているように思う。
何とかならないと困る。コロナなんてものに生活を壊されてなるものか。そんな空気感だろうか。
あれもこれもあきらめたり我慢したりしてきた2年間を経て、それでも差して変わらない状況を目の前に、皆が少しずつ考えを変えている。
これはきっと、蔓延防止措置が解除されたからなんかじゃない。
たぶん、必死で家に篭っていても、あまり状態が変わらないことに皆が気づき始めたからだ。だから、感染者数は日々変わらず多いけれど、それでも少しずつ、皆が家から出始めた。
この2年間に自らケリをつけるために、あえて少しだけムリをして行動範囲を広げているようにも思える。
私自身も数日前、娘の友達とその母(ママ友)と4人で、思い切ってららぽーとへ出かけた。娘たちが二人で買い物を楽しんでいる間、私たちもタリーズで、しばし珈琲を飲んでおしゃべりを楽しんだ。それもこれも、かっきり2年ぶり。
そう。2年前までは、よくこうしておしゃべりした。公園で。学校で。ときにはカフェで。それがすべて閉ざされた2年間。その間、娘たちの身長は10㎝以上伸びた。
運動会を見たい
コロナ禍ってものを、一度、考え直す時期に来てるのかもしれない。
3回目のワクチンどうするか問題はまだ目の前に横たわっているけれど、そんなこんなしてるうちに、4回目ワクチンなんて話まで飛び出した。それを聞いた途端、逆に、気持ちがしぼんだ。キリがないじゃん…と。
少しずつ、生活を元に戻せたらいいなあ、と今は思う。小学校の行事がことごとく途絶えて2年が過ぎた。
コロナ禍が始まったとき3年生だった娘は、もう6年生。
小学校生活最後の年、運動会を見たいなあ。
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