娘、おさななじみに再会する
今日は、春休み最終日。
2年半という年月が流れ
ダイニングテーブルの向かい側で、犬(ぬいぐるみ)のリオを抱きながら、「あーあ、今日で5年生が終わりか…」と遠い目でつぶやく娘。
おいおい、4月1日から、もう6年生になってるよ……('◇’)ゞ
……と思うけど、娘にとっては、あくまでも始業式が6年生初日らしい。
昨日、福岡のおさななじみU君と、娘は2年半ぶりの再会を果たした。最後に会ったのは2019年の夏。
それまでは1年に1~2回、お互い行ったり来たりして会っていたのに、コロナ禍は、そんな七夕みたいな往来さえも容赦なく断ち切った。
最後に会ったのはU君4年生、娘3年生の夏。あれから2年半以上が過ぎ去った。
その間に、U君は驚くほどにピアノが上達し、今回はなんと、ピアノコンクール全国大会の入賞者コンサートに出演するため、東京へやってきた。コンサートを終えて肩の荷を下ろしたU君は、涼しげな眼差しの少年になっていた。
最後に会ったときはMちゃん(U君のお母さん)の肩ぐらいだった身長はグンと伸びて、ほんの少しMちゃんを抜いていた。男の子から少年へ。小学生から中学生へ。時の流れをぐいぐい感じるのは、こんなときだ。
はじめて喧嘩しなかったねぇ
我が家が福岡から東京へ越したのは、娘が幼稚園に上がるタイミング。
それまでは、毎日のようにU君と娘は一緒に公園を駆け回っていた。引っ越すときも、U君親子が空港まで見送りに来てくれて、子どもたち二人は飛行機が飛び立つギリギリまで遊んでた。
あれから8年、顔を合わせるのは1年に1度か2度。最初は二人とも恥ずかしいのか、毎回、ちょっとだけ距離を開ける。で、しばらくすると急接近。あっという間に仲良く遊び、気づくと昔のように喧嘩もしていた。まあ、喧嘩してたのは、小学校低学年までだったかな。
小学3、4年生になると、仲良く遊びつつ、気づくと喧嘩しなくなっていた。これには、Mちゃんと私がウケた。
「オッ、今回ははじめて喧嘩しなかったねぇ~」と母親同士、面白がったのが2年半前。そこからコロナ禍に突入した。
並んでゲームする姿に、何を見る?
で、昨日、久しぶりに再会したのだ。子ども同士はもちろん、Mちゃんと私も2年半ぶり。
子どもたちはやっぱり照れるのか、距離が開いていた。すぐに以前のように仲良く遊ぶかと思ったが、今回は3,4年生のころと違って、二人とも身長が伸びた。男の子と女の子から、少年と少女になっていた。
そんなことを意識するわけではなかろうけど、二人とも、以前と違って、30分経っても、なんとなくどう話したらいいのか、どうとっかかりを作ったらいいのかが掴めず、ちょっぴり戸惑ってる感じが否めない。
そこに登場したのがゲーム。ゲームってやつは、子ども同士をひっつける磁石みたいだ。
子どもがゲームに没頭してる姿は決して好きではないけれど、この二人の場合、同じ空間で並んでゲームしてる姿は、やっぱりどこか走り回って遊んでいた昔の二人を思い起こさせた。
そこからちょっとずつおしゃべりしたり、ボードゲームで数年前のようにダイヤモンドゲームしたり。
そういえば数年前は、ダイヤモンドゲームに負けて泣かんばかりに悔しがったりしてた二人、今回は淡々と、戦略的なゲーム展開を見せてたな。
今日は楽しかったな~
どうしても私たち母親は、幼き頃の二人の印象が強いのだけど、今年、U君は中学1年生。娘は6年生。誕生日はたった2カ月半しか違わないのに、誕生月が4月を挟んでいるので、学年が1つ違う二人。もう、いっちょまえの年頃だ。
その夜、眠る前に娘がつぶやいた。「今日は楽しかったな~」
昔のように追いかけっこして遊んだわけじゃないけど、おさななじみは、やっぱり特別な存在。二人で並んでゲームしたりご飯食べた時間はかけがえのないものなんだね。
この二人、これからも福岡と千葉でそれぞれの道を生きていくだろうけど、ときどきこうやって会えるといいなと思う。私もMちゃんに会いたい。
U君、素晴らしいピアノ演奏、ありがとう。ジャズを弾ける少年、超カッコイイよ!
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