ゴーヤとちりめんじゃこ

日々のこと

ここのところ、毎朝、ゴーヤジュースを飲んでいる。

生ゴーヤの力

実家の庭で育ったゴーヤをもらってきたので、バナナと牛乳と氷とともにボールに入れ、バーミックスで一気に撹拌して出来上がり。レシピ(というほどでもないが)は母に教えてもらった。ここにハチミツを少したらすと、さらにおいしいらしい。

ゴーヤが苦手な娘も、ジュースにすると、なぜか「おいしい、おいしい」とゴクゴク飲む。生のゴーヤをこんなにおいしく手軽に摂れるなんて、目から鱗だ。生ゴーヤのおかげで、我が家は夏バテせずにすんでいるのかもしれない。

おもえば、気温35度超えが続いたここ数日、あまりの暑さに昼食は素麺にすることが多かった。

「お昼、何食べたい?」

「素麺!」

数日間、同じ会話を繰り返していた気がする。娘よ、少しはレパートリーを増やせ。あ、これは私のレパートリーの貧困さゆえか。

とりあえず、素麺の上に小松菜とベーコンとちりめん、翌日はネギと人参とちりめん……というふうに、苦し紛れに冷蔵庫にある素材を炒めて盛り付け、二人で素麺をすすっていた。

意識していたわけではないが、ちりめんじゃこだけは毎日入れていたので、ストックしていた冷凍じゃこが底をついた。

ゴーヤとちりめんじゃこのおかげで、娘と私は暑さにめげず、とりあえず元気だ。

日本の夏は危機?!

35度やら36度やら、10年前には考えられない状況だ。体温の中に浮かんでいるようなもの。数年に1度ずつ気温上昇しているとしたら、10年後は、もはや夏の日本には住んでいられなくなるだろう。

6年前までインドに暮らしていた妹一家は、そういえば毎年、6月後半から1カ月ほど日本に帰国していた。インドではその時期50度を超えるため、皆、国外に脱出するのだと言っていた。当時は驚いたけれど、もはや他人事ではない気がする。

コロナ禍は我が家の危機?!

顧みて、コロナ禍の今、コロナと熱中症のダブルパンチが日本を襲う。

「換気して、エアコンをつけましょう」と連日、天気予報や情報番組で繰り返される。窓を開けてエアコンなんて、コロナ禍でなかったらあり得ないが、いまや大真面目にこれをしないと、ちょっと怖い。

そして今、我が家では、まさにこのことがいざこざの素になっている。

「エアコンつけるなら、窓も、部屋の扉もきっちり閉めろ」

これが、節約家の夫の言い分。

「エアコンつけても、換気のために1センチだけ窓を開けたい」

これがコロナ対策の私の言い分。そして、どこまでも平行線。

もちろんコロナ禍じゃなかったら、地球のためにも、電気代のためにも、きっちり閉めるけど。今は少しでいいから空気を循環させたい。30分に一度でいいから換気したい。困ったものだ。

コロナ禍、こんなご家庭も実は多いのではないだろうか。

生ゴーヤで免疫力アップして、コロナに負けない体を作るのがいちばんかな。

 

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