夜中の緊急事態、そのとき私たちはどうする?

日々のこと

海

昨晩、夜中12時過ぎ、そろそろ寝ようとテレビを消しかけた瞬間、画面がいきなり「津波警報」に切り変わった。

太平洋は繋がっている

アナウンサーの切羽詰まった声とともに、大きく映し出された「つなみ!」の文字。平仮名なのが、さらに緊迫感を強めた。

「つなみ!」の横には、日本地図。北海道から沖縄まで、日本列島すべての太平洋側沿岸が黄色く塗られ、奄美諸島とトカラ列島に至っては真っ赤に縁どられている。

地震もないのに、なぜ?

……と一瞬思ったが、そういえばお昼過ぎ、太平洋上、トンガ近くの火山島で大規模な噴火が起きたとニュースで見た。やはり、その噴火が原因だった。

正直、太平洋とはいえ、トンガ。「津波警報」のおよそ12時間前には、遠い国の出来事としてそのニュースを聞いていた気がする。太平洋は果てしなく広大だけど、こんなときに改めて、繋がっているのだと思い知らされる。

夜中12時過ぎに奄美大島小湊で1m20㎝の津波が確認されたと報じられて以降、1時を回るころからは、各地への第1波の到達が次々と明らかになっていった。

岩手県久慈港1m20㎝、父島、高知県土佐清水、和歌山県御坊、串本町、北海道浜中町で90㎝など。全国、太平洋側沿岸の至るところで確認され、更新されていく津波到達の知らせ。

友人、知人の顔を思い浮かべた

このとき、すでに17日午前1時半。そもそもテレビ画面が一斉に「津波警報」に切り替わったのは、夜中12時を回っていた。

全国の海辺に住んでいる方たちの中で、こんな時間にテレビをつけている人がどのくらいいただろうか。とくに、高齢の方々はとっくに床に就いている時間。まさか、こんな時間にテレビが大騒ぎになってるなんて夢にも思わないだろう。

その後も、テレビでは「逃げてください!少しでも海辺から遠くへ、少しでも高いところへ逃げてください!」と繰り返していた。その声色から緊迫感は十分伝わるけれど、なにせこの時間。テレビはついていなければただの「箱」だ。

そんなことはテレビも百も承知。アナウンサーはこんな声掛けもしていた。

「津波警報に気づいていない人もいらっしゃると思います。太平洋沿岸部に住んでいる知り合い、親戚などに、今すぐ電話で知らせてください。すぐに逃げるよう伝えてください!」

私もおもわず、地方に住む友人、知人の顔を思い浮かべるだけ、思い浮かべた。沿岸部に住んでいる人、津波警報や注意報が出ている地域に住んでいる人はいないだろうか……と。

いちばん頼りになる人は

今はスマホの防災アラームもあるけれど、あれは地震警報だけなのか、少なくとも、ここ千葉県市川市では防災アラームは一度も鳴らなかった。他の地域ではどうだったのだろう。

こういうとき、結局、唯一にして最も頼りになるのは、やはりご近所さん。そして、市内のあちこちに設置されたスピーカーからの大音量放送ということになるだろうか。

お年寄りの1人暮らしが多い地域も数知れない。夜中であろうと何であろうと、声を掛け合って、互いを起こし合い、避難されたのだろう。各地で、夜中の2時には避難する車で渋滞が起きていると実況中継された。

その一方で、取り残されてしまった方も、きっと少なくなかったのではないかと思う。とっくに就寝していて「津波警報」そのものに気づかなかった方も多いだろうし、たとえ気づいても、真夜中に、たった一人で動けなかった人もいただろう。

今回は幸いにも大事に至らなかったので本当によかったけれど、でも……と思う。

夜中の緊急事態は本当に怖い。こういうとき、どうしたらいいのか、どうしないといけないか。自治体はもちろん、私たち一人ひとり、自分自身のこととして考えておきたい。

 

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