葛根湯!ウイルスには玄関で帰ってもらう
数日前、朝、起きたら、ちょっと喉に違和感があった。痛い、というより、違和感程度。
今年は加湿器の出番なし
今年、私は加湿器を使っていない。
もはや、冬の加湿は世界共通の「常識」。昨年までは何の疑問もなく、昼間はリビング、夜は寝室で加湿器をフル稼働させていた。だけど、十分加湿された室内が快適だったかというと、正直、そうは思えなかった。
それでも加湿し続けていたけれど、ちょうど1年ほど前、湿気は空気中のウイルス拡散は防止するけれど、ウイルスの生存を促す場合もあると耳にした。
ようは、湿気を好むウイルスもあれば、乾燥を好むウイルスもある、という話だったと思う。ならば、ウイルスが違えば、湿気と乾燥、どちらがウイルス撃退に正しいのかも違ってくることになる。
もっと言うと、空気中に漂うウイルスは1種類ではないわけで、ウイルスに合わせて加湿したり除湿したりしてるわけにはいかない。
というわけで、ウイルス撃退のための湿度設定ではなく、自身の体が快適と感じる湿度がいちばんいいのではないかと思うに至った次第。そんなこんなで、私は今年、湿度30%を切るような明らかな乾燥の日以外は、加湿器をストップさせた。
……と前置きが長くなったけど、加湿器を使わない冬。今のところ、何の不調も起こらない。体が湿気を欲したら加湿器を使おうとスタンバっていたけれど、もはや出番がなくてホコリを被っている。
招かれざる客は、お通ししない
で、数日前、朝起きて喉にちょっとした違和感を感じたとき、まず思ったのが「乾燥かな?」。
加湿しないことに、さすがに慣れ過ぎちゃったかな……と思ったのだ。だけど、鼻から息を吸い込んでもカラカラしているわけでもない。私の体は「乾燥ではない」と言っている(ような気がする)。
その前日、少し日程が立て込んでいて、夕方にはちょっと疲れていた。そういえば、久しぶりに人が集まる場所にも出向いた。これは、もしかしたら体の中に何か入ってきたかな……。(『はたらく細胞』を観てから、細胞もウイルスも、擬人化して考える癖がついた^_^;)
数年前なら、「こんなこともあるよね」とスルーするところだけど、コロナ禍のご時世、ここで放置するわけにはいかない。「ただの風邪」ならなおのこと、一刻も早く出て行ってもらわなくちゃ。
こんなときの大きな味方が「葛根湯」だ。ちょっとした喉の違和感、ちょっとした頭痛、ちょっとした寒気。そんなとき、すぐに熱いお湯で「葛根湯」を一包。これが、絶大な力を発揮してくれる(と私は思っている)。
というわけで、その朝は、朝食をとる前に、熱いお湯と一緒に「葛根湯」をゆっくり飲んだ。
久しぶりの漢方の味。決しておいしくはないけれど、めちゃくちゃ嫌いというほどでもない。
その後、午前中は意識して部屋をあたたかくし、ちょっぴり念入りに筋膜リリース。そして、中医学の先生に以前教えてもらった足の脛(すね)のマッサージもしてみた。
膝下ちょっと外側の足三里(あしさんり)というツボから足首までを指でコリコリと押していく。これは胃の経絡を整えるマッサージで、胃の調子が悪いときはもちろん、風邪をひきかけたときにもいいらしい。
そうこうするうちに、喉の違和感も解消。普段通りの体調になってきたような(#^.^#)
これらは、言うなれば「家の扉を閉める」、もしくは「招かれざる客には玄関でお引き取りいただく」といったところだろうか。招かれざる客(ウイルス)は、家(体)の中(奥)にはお通しせず、早めにお帰りいただくわけだ。
それを助けてくれるのが「葛根湯」だと私は思っている。ちょっとした体の違和感を感じたら、すぐに熱いお湯で葛根湯。これが私の風邪対策だ。
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