Suicaのチャージはどこまで使っていいの?
娘から「Suica(スイカ)でジュース買ってもいい?」と電話が来たのは、数週間前のことだった。
Suicaのチャージがない…
塾の帰りに、友達と「ジュースを飲みたいね」という話になったと言う。Suicaで自販機のジュースが買えることを、この夏に知った娘。まあ、何事も知っておくに越したことはない。
「いいよ」と答えた。
それから3週間ほど経った今日、「Suicaのチャージがない……」と娘が言い出したのだ。
なぜ?
たしか1カ月前に入れたはず。往復の電車代で考えたら、かなり余裕を持たせた額をチャージした。まだなくなるはずはない。
聞くと、あれからときどき塾帰りにジュースを買っていた、と言う。
「やりおったな…(^◇^;)」と思いながら、ことの経緯を聞いてみた。
私「2,3回なら、こんなに早くチャージはなくならないよね」
娘「みんな、飲むから、私も飲みたくなるんだもん」
私「みんなって、誰?」
娘「○○ちゃん、とか」
私「○○ちゃんだけ? それってみんなじゃないよね」
娘「・・・」
どうやら、数週間前に一度、電話で私に断りを入れたあの日から、塾のたびに駅の自販機でジュースを買って飲んでいたようだ。
水筒を忘れたり、または飲み切ったりして、どうしても喉が渇いていたらSuicaで買ってもいい、とは言ってある。それを拡大解釈というか、都合のいい解釈をしたということだろう(;^_^A
大切なのは、あんばい?!
suicaをかざしたらジュースが出てくる!
子どもにとって、こんな夢のような瞬間はそうあるもんじゃない。普段なら、おこずかいの残高と相談しつつ、迷いに迷って100円玉を取り出して買っているのだから。
私も、子ども時代にこんな自販機があったら、吸い寄せられたことだろう。気持ちは大いにわかる。だから、Suicaで買えることを知ったら、そのうちこういうこともあるだろうとは思っていた。ただ予想よりずいぶん早かった。まさか最初の「断り」から即とは……。
チャージはお金。カードをかざしたらジュースが出てくるわけじゃない。そのことをまずはきちんとわかってほしい。だから、私なりに娘に話した。けっこうクドクドやってしまったかもしれない。
ただ、今回は娘も「やっちゃった……」と思ったらしく、一応、しおらしく聞いていた。
私とて、「Suicaチャージは、電車代以外いっさい使うな」なんて言うつもりはない。もしものときにSuicaが使えることを知っておくためにも、たまには使ってもいいと思っている。
ようは、あんばいだ。塩梅。
ジュースを飲みたいなと思ったとき、この前飲んだから今日は我慢しとこうとか、しばらく我慢したから久しぶりに今日はみんなで飲もうとか。許容範囲ってものを考えるようになってほしいのだ。
そんなことを話しているうちに、気づいたら話が逸れていた。
「あんばいって、塩と梅って書くんだよ。梅干し作るときの塩加減は、そのときどきの天候や湿度で変わるから、きっと大匙何杯とか杓子定規には決められないんだよ…」
強烈な脱線。もはや、自分が何のために「塩梅」の話をしてるのかさえわからなくなっていく。
そもそも「塩梅」の語源が梅干し作りから来てるのかすら定かじゃないのに、これぞ勝手な解釈。
まあ、いいか。いや、よくないか。それもよくわからない。思考停止。
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