『はたらく細胞』を毎日2話ずつ見る

Bookエッセイ

はたらく細胞

朝から洗濯物を干していたのに、夕方になっても乾いていない。一日中、肌寒い日だった。

最大の防御は免疫力アップ?!

本日のコロナ感染者数は全国で6万2613人。始めて6万人を超えたという。

ほぼ毎日、過去最多を記録し続け、このままでは日本国民が感染、もしくは濃厚接触者になるのではないかという勢いだ。

できるだけ注意して過ごしてはいるものの、家族ともども、ずっと家に篭っているわけにいかない。

とくに子どもは、学校もあれば習い事もある。小学生時代にしかできない一つひとつの経験を、できる限り普通に、大切に過ごしてもらいたい。

そんな思いをあざ笑うかのように、オミクロンはすごい感染力で拡大。マスクもあまり頼りにならないらしい。こうなると、できることは自分自身の免疫力アップしかないのかも?!

しっかり睡眠をとり、栄養をとり、かつ、食べ過ぎない。加えて、適度に体を動かす、といったところだろうか。

それって「普通じゃん…」と思うけど、いや、これが意識していないと、実は難しい。かつ、勘違いもある。

そもそも免疫力アップのために「栄養をとろう」とは思っても、「食べ過ぎないようにしよう」とはあまり思わないのではないだろうか。実はこれ、めちゃくちゃ大事なんだって。取材でお世話になっている中医学の先生曰く、「食べ過ぎは万病のもと」だそうだ。

毎月の取材でそう教えてもらいながら、それでも私、つい食べ過ぎてしまう。とくに、今日みたいに家に篭って原稿を書いていると、熱いコーヒーを何杯も淹れ、そのたびに甘いものに手が伸びる。

コーヒーとチョコレートはどうしてこんなに合うのだろう……(-_-;)

素晴らしいアニメに出会う

それはさておき、最近、娘と一緒に、Amazonプライムビデオで『はたらく細胞』を毎日、2話ずつ見ている。

大人気のこのアニメ、昨年から気にはなっていたが、数日前に初めて見て、あっさりはまった。私より娘のほうが夢中で、「早く見よう!」と毎日、急かされている。

第1話は「すり傷」。「たかが、すり傷」と思いがちだが、すり傷を負ったとき体の中で何が起きるかを知ると、「すり傷なんてほっとけばいいよ」となんて軽々しく言えなくなる。(ずっと言ってきたけど('◇’)ゞ)

そこから「スギ花粉」「ニキビ」といったよくある症状が続き、第10話あたりまでくると、「インフルエンザ」「食中毒」「がん」など。細菌やウイルスが体内に入ったとき、体の中で何が起こっているのかを、ものすごくわかりやすく、かつ、ストーリー仕立てで教えてくれる。

驚くのは、「勉強してる」感がないってことだ。ある不思議な世界の話を映画で観ているという感じ。だけど、1つの話を見終わったときには、1つの「病」のしくみがわかる。

そういえば、昨年末、東大生が選ぶ「勉強になるアニメ」の第1位に選ばれていたなぁ。納得。

今日見たのはインフルエンザ。つまり、感染症だ。コロナ感染症にも通じるだろう。強力なウイルスが体内に侵入すると、体の中では、やっぱりすごいことが起こる。

さまざまな回で活躍する「好中球(白血球)さん」はじめ、ちょっと強面だけど体を張って外敵に立ち向かってくれる「キラーT細胞さん」、そしてなんとも魅力的な「マクロファージさん」たちに最大限活躍してもらわないと、こんな怖いウイルスはやっつけられない。

彼らに活躍してもらうためには元気をチャージしてもらわなくちゃ。夜更かしせずに早めに寝よう!……と、どうやら、娘が思ったみたい。

これまで、私が何度「早く寝なさい!」と声を荒げようとも、馬耳東風だったのに……。

なんと自分から、これまでよりほんのちょっと早い時間にベッドに入るようになった(;^_^A

おそるべし、いや、ありがたし、『はたらく細胞』。

 

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