九州物産展と鶏皮少女

日々のこと

鶏皮

昨日、全国一斉に、緊急事態宣言が解除された。何の宣言も出ていない日常は半年ぶりだ。

開店直後の百貨店、九州物産展にて

今日は月に一度の「千葉そごう」の日。いや、娘の矯正歯科の日だ。歯科の後、そごうに行くのが楽しみなので、私たちは「そごうの日」と呼んでいる。

ここ数カ月間は、なんとも静かなそごうだった。どの階も人はまばら。地下の食品売場、いわゆるデパ地下以外は。

実は今日、娘を歯科に送り届けた後、私は待合室を抜け出し、開店したばかりのそごうに寄ってみた。目的は、6階催事場の九州物産展。福岡好きの私としては、これを逃すわけにいかない。

開店直後のそごうを、脇目もふらず催事場へ向かうと、驚いたことに、そこはもうかなりの人出。

緊急事態宣言解除ゆえか、それとも九州物産展のパワーか。

中に入ると、有名店なのだろうか、ある店にすでに長蛇の列ができていた。店の名は「博多とりかわ」。老若男女、中には抱っこ紐で赤ちゃんを抱いたお母さんまで並んでいる。皆、何を求めているのだろう? 物見遊山で列の先頭を見に行くと、そこには、串刺しされた鶏皮が、陳列されていた。

あれだ!あの鶏皮だ!

大の鶏皮好き少女へと

2年前、福岡の友人を訪ねたとき、美味しい焼き鳥屋さんに連れて行ってくれた。そこで「これはぜひ食べてね」と注文してくれた鶏皮に度肝を抜いた。

1枚1枚きれいに畳まれた鶏皮が行儀よく1列に並べられ、1本の串にぎっしり刺さっている。あまりにきれいに、隙間なくきっちり刺さっていて、これが焼き鳥1本の扱いでいいのかと、申し訳なく思ったほどだ。

整然と畳まれた何枚もの鶏皮を1本の串がピシッとまとめている姿は、ちょっとした芸術品だった。

感動してる私におかまいなく、娘は「美味しい、美味しい」と、鶏皮ばかり何本平らげただろう。あの日から、大の鶏皮好き少女になった。

今日の物産展で見た鶏皮は、あのときほどの芸術性はなかった気もするけど、確かに関東では見たことのない福岡の鶏皮だった。それを目指して、開店と同時に鶏皮店に行列ができる日本。すごい情報力だ。

発信力もすごいが、美味しいもの情報をキャッチする受信力も凄まじい。これもSNSの力なんだろう。

行列に並ぶほど時間も気力もなかったので、2年前、友人と食べた鶏皮の感動とあのときの楽しかった時間を思い出しながら、ちょっとほっこりして娘の待つ歯科に戻った。

早く会いたい…

さて、歯科を終えて再び、今度は娘と2人でそごうへ。いつものように、そごうの9階、三省堂カフェへ向かった。エスカレータを乗り継ぎながら思った。やっぱり今日はこれまでとは様相が違う。人が明らかに多い。

予感は的中。ここ数カ月、スッと入れた三省堂カフェも、まだ11時過ぎだというのに7、8人の列。待つこと20分ほどでようやく席に通された。ふう、やっと座れた…。もはや忘れかけてたけど、これが本来のそごうってことよね。

こうして、少しずつ日常が戻ってくるのだろうか。

まだ娘の学校行事は戻らないし、コロナ禍前は1年に1度は行き来していた大好きな福岡の友人家族ともずっと会えていない。また一緒に焼き鳥を食べに行ける日が待ち遠しい。

 

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