シギリージャを踊る

日々のこと

シージョ

公民館のフラメンコサークルで週に一度、汗をかいている。今日はお稽古日だった。

内輪のおさらい会に向けて

毎年、秋には公民館主催の文化祭が開かれていて、それが私たちの発表会。だけど、昨年に続き、今年も文化祭は行われない。だから、今年も発表する場がない。

それはそれでいいのだけど、やっぱり寂しい。私たちのサークルでは、1つの曲を1年間練習し、発表会を区切りに、次の曲へ進む。だから、発表会がないと、なんだか気持ちが締まらない。

というわけで、今年は秋にスタジオを借りて「おさらい会」を催すことになった。観客なし、お互いのクラスの踊りをただ見合うだけの「内輪の発表会」といったところだ。それでも、披露する場があると、ずいぶん気持ちは違うものだ。

私たちのクラスは今年、「シギリージャ」を踊っている。最後まで振りを覚えたのが真夏だった。そこからは10月末の「おさらい会」を目指して、少しずつ踊り込んでいる。

・・・と言いたいところだが、お稽古は週に一度。マンションに住む私は、階下への迷惑を考えると、とても家では練習できない。だから、週に一度のお稽古日が唯一の練習日。とても踊り込んでいるとは言えない。

それでも、毎週、踊るたびに、少しずつ体が動くようになっていた。先月までは。

少しずつ手応えを感じていた、先月までは。

体が思うように動かない…

ところが、なぜだろう。9月に入ったころから、なんだか体が動かないのだ。

1週目にいきなり、コロナワクチン1回目の接種で想像以上の体調不良に陥り、お稽古を休んだ。

2週目に、久しぶりに踊ったら、なんだかリズムにコンパス(足)がはまらず、思うように踊れなかった。気づくと、足が遅れるのだ。その日は「まぁ、こんな日もあるよね」と思った。

3週目の今日、やっぱり体が動かなかった。おかしい。できていたところが、できない。はまっていたはずのコンパスがずれる。気持ちよく踊れない。

これは明らかに体がなまっている!と確信。そりゃ、そうだよな…。

コロナ感染者が激増した夏以降、最低限しか外に出なくなっていた。仕事もオンライン。ZOOMで取材して、パソコンで原稿を書く。半径1メートルで完結。ほとんど自宅で座りっぱなし。

それでも、夏以前は、近所のスーパーや駅前ショッピングモール、ときには緑の多い公園まで歩きに行ったりしていた。気づいたら、それもほとんどせず、買い物はなるべくまとめて週に1、2度。運動と言えば、週に一度のフラメンコだけ。

そんな日々が、2カ月以上続いたんじゃないだろうか。そこに加えて、ワクチン接種による倦怠感と頭痛が1週間以上続き、さらに動かなくなっていた。明らかに体が重くなった気がする。体重は変わらないのに、なんだか重い。

だから予感はあった。そして今日、フラメンコのコンパスが明らかにずれるようになったことで、はっきり悟った。これはまずい・・・。とにかくまずい。

1カ月前の決意

とにかく体力を回復させなくては。

というわけで、ブログで宣言することにした。

毎日、歩く。来週、ワクチン2回目の接種でまた寝込むかもしれないけど、それ以外は、毎日歩こう。買い物でも、公園でも、河原でもいいから、とにかく歩こうと思う。

「シギリージャ」は私が昔から憧れていた曲だ。

フラメンコは12拍子。その中でも「2・2・3・3・2拍」の独特のタメのあるリズムを刻む「シギリージャ」は、いつか踊ってみたいと若き日に夢見た曲だった。技量は伴わないけれど、今年、ようやくこの曲を踊れることになったのに、こんな不甲斐ない状態で「シギリージャ」の最後の日(おさらい会)を迎えたくはない。

少なくとも体力を回復させて、自分なりに納得できる踊りを、10月のおさらい会で踊れるようにしようと、今日決めた。

あと1カ月しかないけれど・・・。やるだけやってみようと思う。

 

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