初のたこ焼き作り。待ち切れなくて崩すの巻
娘が「たこ焼きパーティーやろう！」と言い出した。
たこ焼きを家で作る?!
なぜたこ焼きなのか、何のパーティーなのか、さっぱりわからないけど、たぶん「たこ焼き」を作りたかったのだろう。
たこ焼きと言えば、娘が低学年のころは、友達と一緒に、たこ焼きを買って何度か大きな公園に行った。レジャーシートを敷いてたこ焼きを頬張り、お腹いっぱいになった子どもたちは公園を走り回って遊んだ。
私たち母親も、コーヒーを飲みながらたこ焼きをつまみ、おしゃべりに花を咲かせたっけ。そんな日々が遥か遠くに感じられる。コロナ禍前の日常が。
……なんて、たこ焼きに思いを馳せて遠い目をしている私をよそに、娘はどうやら本気。
ちなみに我が家は、たこ焼きを作ったことがない。でも、重宝している電熱鍋に、たしか「たこ焼き皿」が付属でついていたはず。
我が家の電熱鍋は、①鍋＆すき焼き用、②焼き肉用、③たこ焼き用の３枚の鉄板（皿）がセットになっていて、もっぱら（ほぼ）鍋、たまーにすき焼き or 焼き肉、の頻度で使ってきたのだけど、たこ焼き皿は、実は一度も日の目を見たことがなかった。
夫も私も関東（千葉）育ち。たこ焼きは、お祭りやお花見のオトモというイメージを持っていた。
ところが、娘が「たこ焼きを作りたい」と言う。そして、なぜか我が家には１０年物の新品「たこ焼き皿」がある。
よし！
というわけで、クックパッド登場。なんと便利な世の中になったものだ。「たこ焼き」と入れただけで、手軽にできるレシピがいっぱい出てきた。
１０年物のたこ焼き皿、初登板！
せっかくなら、たこ焼き粉でなく、自分たちでやろうじゃないの！
タコやら青のりやらを娘と一緒にスーパーに買い出しに。青のりがなかなか見つからず、スーパー３軒、はしごした。
さて、卵２個を撹拌して、だし８００CC投入。そこに醤油とみりんを大匙１ずつ。参考にしたレシピには卵３個とあったけど、レシピによって１個のものも２個のものもあったので、なんとなく２個にしてみた。
そこに小麦粉２００gを少しずつ入れて、よく撹拌したら生地の出来上がり。
液体８００CCに小麦粉２００g。ダマにならないように溶かしても、生地というより、サラサラの液体だ。ほんとにこれでいいのかな……？ ちょっと不安になったけど、まあいい。
この後、２時間ほど冷蔵庫で寝かせる、とあったが、そんな時間はないので、２時間を２０分に短縮('◇’)ゞ
早速、電熱器を温めて、たこ焼き皿をセットした。１０年の歳月を経て、初登板だ。がんばっておくれ。
ここまでは娘と一緒に準備したけど、ここから先はすべて、娘に任せることに。
よく熱して、油を塗り、まずは穴に１個ずつ茹でダコを入れていく。ここで、「ジュッ！」と音がするほど油が熱くなっているのが大事なんだって。
タコだけじゃなく、ときどきソーセージや明太子も入れていた。調子に乗って「ワサビたこ焼きも作る！」と言ったけど、それは「ワサビ焼き」じゃ。さすがに当たりたくないので、阻止した。
そこに、先ほどの生地（液体）を並々注ぎ、上からキャベツのみじん切りをたっぷりと。
実は、レシピには「天かす」とあったのだけど、天かすはなかったし、あまり入れたくなかったので、キャベツに変更。お好み焼きならキャベツだもんね。そう変わらないでしょ、ってことで(^▽^;)
キャベツと、さらにネギのみじん切りをたっぷり入れて、そこからひたすら待った。
たこ焼きは時間がかかるのね……
たこ焼きって、焼き上がりに時間がかかるのだと初めて知った。球体はたしかに厚みがあるもんね。お腹の空いた大人二人、子ども一人は、つい串で触ってしまい、固まりかけたたこ焼きを崩してしまう。
ちなみに、いちばん我慢できずにいじくっては球体を壊していたのは夫。
「今日の夜はたこ焼きを作るよ！」と外出中のパパに娘がメールをしたら、夕方、たこ焼き用ピック（キリのような道具）を１本買って帰ってきた。食卓についた夫は、ピック片手にねじり鉢巻き。気分はすっかり、屋台のオッチャンだ。
で、クルクルっと作ってくれたならカッコいいけど、待ちきれずにいじりまくり、大変なことになっていく。まあ、それを見ていた私たちは「待つのが肝心」とわかり、ひたすら待ったら、串でもきれいにひっくり返せた。夫のおかげか?!
焼き加減にムラはありつつも、焼きながらアツアツを食べるのは、やっぱりおいしい。ソースと青のりとかつお節でそれぞれ好きに味付けし、フーフー言いながら、３巡焼いた。
具は、タコだけでなく、いろいろ入れたけど、結局、断トツで「タコ」の勝利。そりゃそうでしょ、たこ焼きだもん(#^.^#)
たこ焼きパーティー、ちょっとクセになりそうな予感。おいしかったし、楽しかった。
夢中で食べてたら、すっかり写真撮るのを忘れた。１０年物の初登板たこ焼き皿をパチリ(^_^;)
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